第1回定例研究会

日時:2021年9月28日(火) 13:00- 16:00
場所:オンライン@ Zoom

テーマ:新たなコラボレーションの場としての「未来のくらしと水の科学研究会」 水は私たちのくらしに欠かせない。世界規模の地球環境問題、災害、衛生的で豊かなくらし、宇宙での新たな人類のくらし等、水に関わるテーマは多彩である。このような多彩なテーマに対して、様々な分野の企業や研究者が集い、交わり、一緒に考え、共同研究を行い、課題解決や新しい姿を提案していくことが求められる。本研究会は、そのための情報交換や交流の場、さらには研究開発の場を提供していくことで、新しいコラボレーションを生み出し、イノベーティブな成果を創出していくことを目的とする。




講演:


「未来のくらしと水の科学研究会」

東京大学   教授 高井まどか



「日本学術振興会水の先進理工学第183委員会における10年間の活動」

名古屋大学  助教 上野智永



「信州大学の”アクアプラス”エコシステムの紹介 ~信大クリスタルとエメラルドウォーター~」

信州大学   教授 手嶋勝弥



「東京理科大学ウォーターフロンティア研究センターの紹介」

東京理科大学 教授 元祐昌廣

第2回定例研究会

表面技術協会関東支部講演会合同開催
日時:2021年11月18日(木)
場所:オンライン@ Zoom(信州大学)

テーマ:水と表面処理 表面処理、中でも電解/無電解めっきといったウェットプロセスでは大量の水が使用される。ここでの水は一見、反応種や支持電解質を取り囲むだけのいわば環境としての役割を担うに過ぎないように見えるが、その一方プロセス製品の品質が使用する水の性質に大きく影響されるとの事実が広く知られるところとなっている。このため表面処理プロセスの成否は、水の働きをよく知り、水を適切に管理することが鍵を握る。また近年では環境負荷低減の要求も強く、水の適切な処理に対する配慮も欠かせない。こうした表面処理と水との深い関係に着目し本研究会では、表面技術協会関東支部と合同で講演会を開催、様々な材料表面における水の挙動の基礎的解析から、水のセンシング技術、そして水処理技術まで幅広く取り上げ、今後の表面処理プロセスの発展に資する知見を共有する。


講演:
<表協関東支部講演の部>
「ポリアミド系水処理膜の高機能化のための表面設計」

信州大学 佐伯大輔


「層状複水酸化物における陰イオンの選択的な吸着・分離~原子配列から層間水のはたらきまで~」

信州大学 簾 智仁


「低次元材料の表面と水」

信州大学 藤澤一範


<水の科学研究会講演の部>
「無電解析出プロセスの界面反応機構における水の働き」

早稲田大学 國本雅宏


「蛍光分光法を用いた水質分析とその応用」

株式会社 堀場アドバンスドテクノ 小島礼慈


「水まわりに使われるセラミックス表面の防汚・抗菌処理」

株式会社LIXIL 井須紀文

第3回定例研究会

マッチングセミナー
日時:2021年12月23日(木) 13:00- 16:00
場所:オンライン@ Zoom

研究会会員によるシーズ・ニーズのマッチングセミナーを開催します。学界会員のシーズや企業会員のシーズ・ニーズ等を共有し、研究会内の相互理解を深めることを目的としております。研究会への要望や興味ある対象についてお話頂いても結構です。皆様からの御発信をお待ちしております。

第4回定例研究会

共催:未来のくらしと水の科学研究会、東京理科大学ウォーターフロンティア研究センター(WaTUS)
日時:2022年3月7日(月) 13:20-17:30
場所:ハイブリッド(東京理科大学_神楽坂校舎森戸記念館&オンライン)

テーマ:親水・撥水処理された材料表面、バイオセンサーなど生体関連水溶液が微小流路内を流れるデバイス、また材料・デバイスの作成・洗浄時に欠かせない超純水の品質管理。これらの計測には、表面選択性・微小空間適用性・超高感度性など、さまざまな高性能が要求されます。今回は、東京理科大学ウォータフロンティア研究センター(WaTUS)の研究者の取り組みを中心に、これらの局所空間における材料・デバイスと水計測の関りについてご紹介し、身近なくらしを支える材料・センシングデバイス開発における水溶液計測に今後要求される課題を俯瞰していきます。



講演: 「WaTUS_センサー・可視化技術」

座長 東京理科大学 由井宏治



「汗や尿を用いた自己発電型バイオセンサーの開発と未来の暮らし」

東京理科大学WaTUS 四反田功



「マイクロ流路デバイス内の流れの可視化と制御~未来の暮らしを支えるセンサー基盤技術」

東京理科大学 WaTUS 元祐昌廣



「WaTUS_超高感度で水を計る技術」

東京理科大学 WaTUS 元祐昌廣



「水溶液中のシリカを計る~その産業的重要性と未来の暮らし~」

オルガノ(株)/ WaTUSアドバイザリー 矢野大作



「未来の摩擦・腐食・印刷の制御にむけて~材料表面の吸着水を計る最新の振動分光技術」

東京理科大学 WaTUS 浦島周平・由井宏治

第5回定例研究会

日時:2022年6月23日(木) 14:00-17:10
場所:JAXA 相模原キャンパス 
研究・管理棟(新A棟)2F/会議室A(1257)
(オンラインでも配信)




テーマ:未来のくらしと水 宇宙、海洋、原子力などは、今後の世界における日本の位置づけを決める上でも重要な分野です.また、このような極限的な環境では、水に関する研究課題も多くあります。 本研究会では、JAXA相模原キャンパスを訪問し、施設見学や研究会を通して主に宇宙における水の課題について議論し、また研究開発法人におけるオープンイノベーション事例について触れることで、新たな研究開発の方向性について探ります。



JAXA 施設見学


講演:
「国際宇宙探査とJAXA宇宙探査イノベーションハブ」
JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 副ハブ長

坂下 哲也 氏



「食料生産に向けた水と空気から防藻効果のある液体肥料の開発」
東京理科大学 理工学部先端化学科 教授
同学 スペースシステム創造研究センター 光触媒国際ユニット長
同学 カーボンバリュー研究拠点副拠点長

寺島 千晶 氏


              

「研究開発法人におけるオープンイノベーション事例紹介」
株式会社フューチャーラボラトリー 代表取締役
日本原子力機構イノベーションハブ ハブ長
JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 参事

橋本 裕之 氏

第6回定例研究会

日時:2022年10月3日(月) 14:00-17:25
場所:ハイブリッド(森戸記念館B1F第1フォーラム(東京理科大学)&オンライン)

テーマ:人と水 近年、身体の水分量変化や成分を計測するバイオセンサは、私たちの経験や感覚では感じきれない精度・感度・速度で検出できるようになっている。そして気温・湿度によって受ける影響は個人差が非常に大きく一律に判断が困難であるが、皮膚表面の汗の成分の分泌量をリアルタイムに測定することでより的確な対策を講じることが可能となる。 深刻な熱中症対策、効果的な運動、安全で負担の少ない予防医療等、幅広い分野において新たな切り口となるバイオセンサ技術から、排熱レスで必要な箇所のみ強力に冷却する低電力な冷却技術まで多方面に渡り取り上げ、今後の人と水の関する知見を共有する。



「微小・微量な水を高速・高感度に検出するセンサとアグリ・ヘルスケア への応用 」

物質・材料研究機構 川喜多 仁



「ウェアラブルマイクロ流体デバイスを用いた汗中成分モニタリングシステム」

明治大学 工藤 寛之



「ウェット界面を介した生体内成分センシング」

山形大学 長峯 邦明



「「水」を使って暑熱対策と省エネ対策の両立を実現する、排熱レス&フロンレススポットクーラーの開発」

ブラザー工業株式会社 吉田 茂樹



「疎水性高分子基材表面へのリン脂質自己組織化膜の構築とその応用」

岐阜薬科大学 教授 近藤 伸一

第7回定例研究会

日時:2022年12月1日(木)
場所:東京理科大学神楽坂キャンパス1号館17階 大会議室 & オンライン

テーマ:海洋と未来のくらし
日本は海洋国家であり、海洋を利用することで、人々のくらしが支えられている。世界規模の課題の克服や日本の未来のくらしにおいて、海洋は、今後も重要な役割を果たすと考えられる。今回は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者をお招きして、海洋のSGGsにかかわる最新の研究についてご紹介頂くと共に、今後の海洋利用や未来のくらしとの関わりついて議論する。

「海底熱水の利用を目指した黒鉱養殖プロジェクト」

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋機能利用部門海底資源センター 地質地球化学グループ
グループリーダー代理 野崎 達生 氏

「レーザー分光分析による海中化学モニタリング技術の開発」

国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境部門海洋生物環境影響研究センター 海洋プラスチック動態研究グループ
研究員 高橋 朋子 氏

「深海インスパイヤード化学:持続可能な海洋利用に向けた新たなパラダイム」

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋機能利用部門生命理工学センター
センター長 出口 茂 氏

「地下水・河川・海洋における化学分析とSDGs:顕微ラマン分光法による堆積岩のカチオン組成の非破壊・非接触分析」

東京理科大学 理学部第一部 化学科
助教 浦島 周平 氏
教授 由井 宏治 氏

第8回定例研究会

日時:2023年2月2日(木)
場所:クリーンインフラ産業展(東京ビックサイト 南ホール)

テーマ:水の科学から広がる豊かな未来のくらし
豊かな未来のくらしは、豊かな水によって支えられる。水に関するこれからの未来予測を基に、豊かな水を確保するための新技術、水からグリーンなエネルギーを得るための革新技術、メンテナンスフリーのセンシング技術など最新の技術についてご紹介致します。また、水に関する各大学機関での取り組みについても合わせて紹介致します。


「未来予測調査からみる水の未来」

文部科学省 科学技術予測・学術政策研究所
フェロー 浦島邦子 氏


特別講演
「光触媒を用いる水と太陽光からつくるグリーン水素」

東京大学
特別教授 堂免一成 氏


「革新的水利用技術:高速ナノ液滴が拓く「超節水・薬剤フリー・濡れない」殺菌・洗浄」

東北大学 流体科学研究所
教授 佐藤岳彦 氏


「メンテナンス負荷大幅削減:光触媒効果を利用したセルフクリーニングpH電極」

株式会社堀場アドバンスドテクノ
基盤技術研究開発部 西尾友志 氏


「信大クリスタルによる世界の水課題ソリューション」

信州大学 先鋭材料研究所
教授 手嶋勝弥 氏


「東京理科大学の水研究への挑戦 ウォーターフロンティア研究センター」

東京理科大学
教授 元祐昌廣 氏


第9回定例研究会

日時:2023年3月20日㈪~22日㈬
場所:沖縄
【訪問先】
・OIST (潮流発電)
・オリオンビール
・美ら海水族館(バックヤードツアー)
・沖電開発(株)(牡蠣の陸上養殖)