未来のくらしと水の科学研究会
本研究会は, 日本学術振興会における水の先進理工学委員会第183委員会での10年間の活動をもとに、さらなる発展を目指して設立された研究会です。
古来より「水は万物の源」と言われてきたように、生命の営みの多くが水のさまざまな性質の恩恵を受けています。工学・医薬・食品・環境浄化などの産業において、水に関する多くの課題があり解決が求められています。気候変動問題や宇宙進出等の人類の大きな挑戦にも、水の観点が欠かせません。
水は最も身近な物質でありながら、さまざまな性質の分子的な起源は未解明な点が多いです。人々や社会と水の関わりは多岐にわたり、それらの体系化が必要です。
本研究会では、基礎から社会まで、ミクロとマクロをつなぎ、人々の豊かなくらしの実現や未来への道を切り拓くことを目的とします。 産学連携を促進し、水の基礎から応用までを広い視座で横断的に研究することで、水のフロンティアのさらなる拡大を目指します。